日本語?日本文学会学生運営委員の企画として、6月1日(日)に学生24名、引率の山本綏子教授、押山美知子講師の総勢26名で北海道立近代美術館にて開催中の「浮世絵スーパークリエーター歌川国芳展」を見学しました。
歌川国芳は江戸時代後期に活躍した浮世絵師。曲亭馬琴と組んで発表した『新編水滸画伝』や「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」といった中国古典の『水滸伝』をもとにした「武者絵」で名声を築きます。旺盛な好奇心による柔軟?自由な発想力とセンスは武者絵のみならず、風刺画、美人画、役者絵、また西洋画に学んだ風景画などに発揮され、今回の展覧会ではそうした国芳の多彩な作品を堪能することができました。
見学会に先んじて、近世文学がご専門の山本綏子先生による解説?勉強会が行われていたこともあり、学生たちは熱心に作品を鑑賞していました。